葉酸

葉酸欠乏症について

葉酸は別名「ビタミンM」などとも呼ばれ、ビタミンB群の中の一種類のビタミンでした。

 

アメリカの生理学者が、インドのボンベイ地方で妊婦に歩行困難などの、重い症状が出る貧血に注目して調べ、この貧血に葉酸が効果的だということをつきとめました。

 

このことから葉酸が不足すると巨赤芽球性貧血(悪性貧血)になります。

 

巨赤芽球性貧血とは、赤血球の容積が大きくなって酸素運搬能力が低下することで起こる貧血症状で、葉酸必要量が不足すると葉酸欠乏症として引き起こします。

 

葉酸はビタミンB12と共に赤血球の核酸やタンパク質の合成を担う酵素の補酵素として働きます。そのため葉酸かビタミンB12のどちらかが不足すると巨赤芽球性貧血の発症原因になります。

 

他にも、葉酸が欠乏すると口腔内や粘膜、皮膚表面に炎症などが起こります。粘膜は細胞の生まれ変わりが活発で、細胞分裂に欠かせない栄養素の葉酸が不足すると消化器系の粘膜にも障害がでてきます。胃潰瘍や十二指腸潰瘍、口内炎や舌炎などの症状がでます。

 

葉酸欠乏症の要因はいくつかあり、普段の食生活での摂取不足や下痢気味時、妊娠時の葉酸必要量の増大、又は小腸の病気や小腸の部分切除後などの吸収障害など様々な理由があります。

 

アルコールの摂り過ぎも葉酸欠乏の要因とも言われていますが、葉酸欠乏は葉酸量が通常に戻ると症状が治るケースが多いので、少し普段の葉酸量を意識してみると解決するかもしれません。