葉酸

葉酸って何?〜前編〜

葉酸って知っていますか?「聞いたことはあるけど詳しく知らない」という方が多いので、葉酸について簡単にまとめてみました。

 

・ 葉酸とは?

 

葉酸はビタミンB群の中のひとつの栄養素で別名ビタミンMとも呼ばれています。

 

また、水溶性ビタミンなので水に溶けやすく、光に弱いという性質があり、食事から摂取するのが難しい栄養素です。

 

 

・ 葉酸の働き

 

葉酸は細胞生産に関わっている栄養素で、遺伝情報の元となるDNAの生成に関与し、細胞分裂に重要な働きをします。

 

また、ビタミン12とともに赤血球の生産を助ける造血の働きがあります。

 

 

・ 葉酸の効果は?

 

葉酸は正しく細胞分裂が行われるのに重要な役割をする栄養素なので、妊活中の男女、妊娠初期の女性にはサプリメントでの摂取が勧められています。赤ちゃんの細胞分裂が活発な時期に葉酸不足にならないようにする事で神経管閉鎖障など先天性異常のリスクを減らします。

 

また、造血作用がある葉酸は、赤血球を作り、悪性貧血を予防します。

 

そして、葉酸は動脈硬化の原因となるホモシステインを減らす作用があります。ホモシステインが血液中にたまると動脈硬化の原因となって脳梗塞や心筋梗塞、心臓病を招きます。

 

ホモシステインの血中濃度を減らすことでこれらの病気の予防に効果があると言われています。

 

 

・ どのくらい摂取すれば良いの?

 

日本人の葉酸の必要摂取量は、成人で1日200マイクログラムです。

 

しかし、妊婦さん(妊娠の1ヶ月前から)は通常の倍の400マイクログラム、授乳中の女性は280マイクログラムと言われています。

 

 

・ どうして葉酸不足になるの?

 

葉酸は性質上(水に溶けやすく光に弱いなど)食事から摂取するのが難しいことから、葉酸不足になってしまいます。サプリメントの摂取が勧められているのは食品から必要量を摂取することが難しいという理由があります。

 

また、大量のアルコール摂取も葉酸の吸収と代謝を妨げるため葉酸欠乏症の原因になります。

 

 

・ 葉酸が不足するとどうなる?

 

葉酸が不足すると葉酸欠乏症の症状が出ます。
初期症状としては疲労感やめまい、息切れ、などがあり、葉酸が不足することで粘膜が弱り、舌、口内炎や胃腸炎、下痢などを引き起こします。

 

また、葉酸は造血作用があるので、不足すると貧血の原因になります。

 

普通、貧血というと鉄分不足がありますが、葉酸不足の貧血は悪性貧血と言い、重くなると歩行障害の症状が出たりします。

 

 

・妊活中の人や妊婦さんが摂取した方が良いのはなぜ?

 

妊活中の方や妊婦さんの葉酸摂取が呼びかけられている理由は、胎児の先天性異常を予防するためです。

 

妊娠1ヶ月前から妊娠16週頃までは特に細胞分裂が盛んな時期で、正しく細胞が作られるのに葉酸は必要不可欠な栄養素だからです。

 

 

 

葉酸について前編から簡単にまとめてみましたが、葉酸はこれだけでなく、うつ病や癌、アルツハイマー病など、いろいろな病気と関係があり、注目されている栄養素です。

 

また、前編でも紹介したように、動脈硬化を防ぐことで脳梗塞や心筋梗塞、心臓病などの予防にもなるので積極的に摂取したい栄養素ですね。